【旅行記】ニュージーランド一人旅⑥ 初入国
2014年6月1日(日) オークランド NZ639便 10:15発 クイーンズタウン 12:05着
興奮でウトウトとしか寝られないまま、オークランドに到着。成田での出発遅れのため、定刻より1時間遅れて到着。1時間後には国内線の乗り換えがあるため、かなり焦る。まずは入国審査。パスポートと入国カードを提示すると、入国目的と自転車の車種を聞かれた。ここら辺は想定済みなので無難に回答。しかし、職業を聞かれ焦った。適当な英単語が思い浮かばず、とっさにプログラマーと返答。その職業で何とかなったようだ。どうせ調べようがないし、問題はない。無事にNZ入国を果たし、次は機内預け荷物の受け取りだ。荷物が出てこなかったらどうしようかと思ったが、すんなりコンベアー横のカートに自転車が乗せられてあった。荷物セクションもクリアーし、最終関門の検疫検査である。NZは動植物の持ち込みが厳しく制限され、虚偽申告は罰金になるほどだ。
検査場に着くと、まずは自転車のチェックから。ここではロードかMTBなのか、自転車の車種を聞かれた。MTBタイプと申告すると、タイヤに土が付着していないかチェック。今回の旅に合わせてタイヤを新品にしたので問題なし。全て洗浄したと答えたところ、ちらっと確認されただけであった。お次は食べ物等を持ち込んでいないか、赤外線チェック機らしきものでスキャン。何も持ち込んでいないのでこちらも問題なし。そして、空港の外へ。初めて見るNZの空は日本よりも青く、太陽が輝いて見えた。NZは緯度が高いのでより太陽が輝いて見えるのであろう。
クイーンズタウン行きの国内線ターミナルは、国際線ターミナルから離れており連絡バスか徒歩での移動となる。ターミナル間は近いので、徒歩移動を選択。迷わずに移動できるか心配だったが、歩道には緑のラインが国内線ターミナルまで続いており、迷いようはなかった。チェックインをし、身軽になったところで売店にて初めてのお買い物へ。今回は両替をせず、国際キャッシュカードで自分の預金口座からNZドルを引き出すことにした。行程が長いので高額なお金をもち歩きたくなくまた、預金引き出しの方がレートが良いのもその理由だ。売店では姉が留学していた際、使いきれなかった小銭で買い物をした。フライト時間が迫り、トイレに行くがここで初めてのカルチャーショック。小便器の位置が高めだった。日本人に比べ大柄な男性が多く、足も長いのか背伸びをしないとまき散らしそうになる。
定刻となり、クイーンズタウンへフライト。機内ではクッキーが配られたが、これがとてもおいしい。聞いてみると、NZで有名なお菓子とのこと。
優しい甘さで食べたことのないクッキー。お土産として大量購入しました。クイーンズタウンは山間の湖畔にある街なので、着陸時はその山の間を縫う様に飛行します。空港に到着し、自転車もコンベアーで受け取りターミナルへ。ここのATMで預金を下ろし、自転車の組み立てへ。
空港を出て、梱包した自転車の確認。今回の荷物は自転車とサイドバック2つのみ。クイーンズタウンの空港には常設のバイクスタンドがあった。流石はサイクリストに優しい国!
スタンドで組み立ていざ、クイーンズタウンの街へ。外国で初めてのサイクリングを達成し、高揚感でワクワクしたことを今でも覚えています。憧れていた冒険が今からスタートします。
6月のNZは日本と季節が真逆なので、ちょうど晩秋の時期。日陰は凍結しているので慎重に進む。途中、湖畔の散策路があったので走行。
やや迷いながらも湖畔にあるユースホステルへ到着。ユースなので他の人と共同ですが、一人旅では同室の人と友達になれるのでとてもオススメ。この宿では台湾人とドイツ人がルームメイトになりました。
ベッドサイドにはコンセントもあり、充電も心配なし。
ユースホステルには自炊設備が揃っているので、近くのスーパーで買い出しをし、基本的には自分でご飯を作っていました。クイーンズタウンは物価が高く、普通のお店でもディナーで4,5千円します。
このユースホステルで驚いたのは、館内の男性トイレに避妊具の自販機が置いてあることでした。欧米らしい気遣いで、若い男女が集まるユースホステルなのでそういう事になっても最低限、マナーとエチケットを守る意識があることに潔さと、大人な国だなと感じました。日本の青少年施設では絶対に置かれないものなので、羨ましさもありました。
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